MT-72 赤獅子号

概要
MT-72 赤獅子号はブリック共和国製のCV-560 ゲリュオンⅡと
MT-65 野獣号(T-65)の技術を元に掛浪モータースが開発した第3世代主力戦車である。
その強力な戦闘力から最高尊厳号と将兵たちからは呼ばれている。

MT-72 赤獅子号

性能
主砲:96式51口径125mm滑腔砲
副武装※:65式班用機槍(7.62mm機関銃・同軸)
    :59式重機槍(14.5mm重機関銃・対空)
    :HQ-934 巣獲守-2M(MANPADS)
最高速度:70km/h(整地) 
    :45km/h(不整地)
重量:46t  
乗員:3名
行動距離:450km(通常時) 
    :600km(外部燃料タンク搭載時)
装甲:複合装甲(砲塔前半部・車体正面)
  :均質圧延鋼装甲(車体など)

※副武装に関しては通尊で使用されている歩兵用装備を参照

開発経緯


通尊人民軍は傑作戦車として名高いア連製戦車T-65を小改造を施した上で、
MT-65 野獣号としてライセンス生産を行い、主力戦車として運用していた。
しかし、他国が第3世代主力戦車の配備を進めると野獣号では第3世代主力戦車に
対抗できないのではないかと人民軍は考え始めた。
(後に野獣号は赤獅子号の装備を使用し近代化改修されたがそれは別の話)
そこで人民軍はブリック共和国からゲリュオンの輸入、その性能を徹底的に研究したうえで、
独自の第3世代主力戦車を開発することとした。こうして開発されたのがMT-72 赤獅子号である。


仕様


主砲はしずな火器製の96式51口径125mm滑腔砲である。
これは85式125mm滑腔対戦車砲を戦車に搭載するために改良したもので、一部の弾薬を共通化している。
性能は他国の120mm滑腔砲と比較しても遜色ないものとされ、有効射程は2000m程度とされている。

砲弾は分離装薬筒を採用しており、主に使われる砲弾は
APFSDSやHEAT-FS、HE-FRAG-FSなどである。
使用されるAPFSDSは2,000mの距離で500mm程度のRHAを貫通できるとされ、
その他にも、砲からレーザー・ビームライディング方式のATMを発射することも可能である。

なお野獣号と同様の自動装填装置を装備しており、装填は自動で行われるため装填手は搭乗しておらず、
約4秒に1発の砲弾を発射することができるという。

96式51口径125mm滑腔砲
主砲を撮影した写真
性能が優秀だったため、主砲長を短縮したタイプが改修型野獣号(MT-65AM)の主砲にもなった。

副武装は、65式班用機槍(同軸)、59式重機槍(対空)とHQ-934 巣獲守-2M(MANPADS)である。
MANPADSを装備していることは主力戦車としてはかなり珍しく、他国の主力戦車には見られない特徴である。
これは、仮想敵国の強力な航空戦力に対抗するための装備であり、人民軍が空の脅威に怯えていることがよくわかる。機関銃に関しては人民軍の標準的な装備であり、特にコメントすることはない。


装甲は、砲塔の前半部と車体正面のみ複合装甲を採用しており、それ以外の部分は均質圧延鋼装甲である。
複合装甲はゲリュオンなどの技術を元に通尊で独自に開発されたものが使われているが、
複合装甲の製造技術が他国に比べるとやや劣るため、
同じ複合装甲と言えど他国のものに比べると防御力はやや見劣りするという。
それでも均質圧鋼装甲に比べると防御力は格段に高く、96式51口径125mm滑腔砲から発射されたAPFSDSに耐えることができるという。

その他にもHEAT弾だけでなくAPFSDSに対しても防御効果を持つ
アイプーチ6と呼ばれる爆発反応装甲を車体正面と砲塔前半部に装備している。
この爆発反応装甲はタンデムHEAT弾に対しても有効に作用し、装備した車両に高い防御力を付与することができるという。

赤獅子号 砲塔
砲塔を撮影した写真
MANPADSやアイプーチ6(2×2タイルなどで構成された物体)が装備された砲塔の形状がよくわかる。

機動力は非常に高く、整地でなら70㎞/hで駆け抜けることができるという。
足回りは野獣号のものを改良・発展させたものが使用されており、
信頼性が高いだけでなく一部の部品を野獣号と共通化させることに成功している。
ちなみに重量が46tと他国の戦車に比べて軽量だが、これも高い機動力を実現できた要因の一つでもある。


装備は車長サイト、砲手サイト、環境センサー、レーザー測遠機、
パッシブ式赤外線暗視装置や新型の射撃管制装置などを搭載している。
これらの装備を搭載することで野獣号に比べ統合的な戦闘力は大幅に向上しており、
特に射撃精度と夜戦能力に関しては野獣号とは雲泥の差があるという。
もちろん上記の装備は通尊が一から作り上げたものではなく、
拉致技術者の協力を得て作られたものだったり、西側先進国の技術を違法コピーしたうえで製造されている。

その他にもシュノーケルや外付けの燃料タンク、軟弱地脱出用の丸太を装備している。
これは野獣号と同様の装備であり、通尊戦車の伝統となることは間違いない。

特徴


125mm滑腔砲と複合装甲など備えた赤獅子号の特徴は攻撃力・防御力・機動力の全てが
高い水準でバランスよくまとまっていることである。
しかし、それ以外の部分では他国の戦車と比較すると見劣りする部分が存在するという。

例えば、弾薬が戦闘室直下にむき出しに配置されているため被弾貫通時に誘爆しやすく
生残性がとても低いということや、
砲塔の構造上、仰俯角がほとんどとれないことや拡張性に乏しいなどの点である。

赤獅子号 仰俯角
最大仰角を撮影した写真
見ての通り、仰角はほとんどとれず、高所にいる敵を攻撃するのは困難だという。

もちろん上記にあげた弱点はいつも通り無視されており、
生残性の低さは「党と将軍のために死ぬことは名誉あること」などと言われ、
仰俯角がほとんどとれないことは「双葉魂でカバーできる」と言われている。
拡張性に乏しい点は「将軍様から賜った兵器は最高の兵器であり、既に完成されているから拡張性など不要」などとされ、国営メディアでは"無敵必勝の戦車"とか"百戦百勝の鋼鉄の獅子"などと散々に持ち上げられている。


配備状況


初の第3世代主力戦車として、多数が生産されており、
戦車旅団や自動車化狙撃旅団に随時配備されている。
現場の兵士からの評価も高く、有事の際は獅子の名に恥じない活躍を見せてくれるだろう。

進撃する赤獅子号
烈巣号と共に進撃する赤獅子号
よく見ると先頭の赤獅子号には銀総書記が登場している。
ちなみにこの様子を撮影した映像は国営メディアでも使用され、
戦車に乗り、疾風のごとく走る無敵の銀・星蓮同志」などと解説された。


砲撃を行う赤獅子号
走りながら砲撃を行う赤獅子号を撮影した写真
拉致技術者の協力を得て作られた、新型射撃管制装置のおかげで行進間射撃も難なくこなせる。





あとがき
おそらく4年ぶり?ぐらいの国産戦車です。
ゲリュオンとT-65というレゴ界の傑作戦車の技術を流用することでなんとか形になりました…
モデルは最新モデルの神であるT-72B3です。自分ではそれっぽくできたと思っておりかなり気に入ってますw 

MT-65 野獣号(T-65)

概要
MT-65 野獣号はアルヴェルシア社会主義人民連邦製のT-65を
掛浪モータースがライセンス生産した第2世代主力戦車である。
将兵たちからは野獣先輩と呼ばれ親しまれている。

ここではMT-72 赤獅子号の装備を用いて作られた近代化改修型の
MT-65AM 野獣号について解説する。


MT-65 野獣号


性能(MT-65AM 野獣号)
主砲:97式48口径125mm滑腔砲
副武装※:65式班用機槍(7.62mm機関銃・同軸)
    :59式重機槍(14.5mm重機関銃・対空)
最高速度:50km/h(整地) 
重量:42t  
乗員:3名
行動距離:450km(通常時) 
    :600km(外部燃料タンク搭載時)
装甲:均質圧延鋼装甲

副武装に関しては通尊で使用されている歩兵用装備を参照

※あくまでも通尊版の性能です 本家とは性能が異なるケースがあります※


開発経緯


通尊人民軍はア連製第2世代主力戦車であるT-65の優秀な性能と高いコストパフォーマンスに魅了され、
T-65の一部を改造したうえでMT-65 野獣号として大量生産を行った。
しかし、各国が第3世代主力戦車の配備を始めると人民軍は第2世代主力戦車の野獣号では対抗不能と考え、
第3世代主力戦車としてMT-72 赤獅子号を開発し、配備を行った。
一方で野獣号にはまだ改良の余地があると考える人民軍将校も多く存在した。
彼らは野獣号戦闘力向上研究を独自に開始し、研究の末、
野獣号に赤獅子号の装備を移植すれば安価に戦闘能力を高められるという結論をだす。
最終的にこの研究は軍の上層部や掛浪モータースに承認され、野獣号の近代化改修計画が正式に開始された。
こうして誕生したのがMT-65AM 野獣号である。


仕様


基本的な構造は傑作戦車T-65のものを踏襲しているが、できる限りお金をかけずに
攻撃力・防御力・機動力を赤獅子号の水準に近づけるべく改修が行われている。

攻撃力の面では主砲を97式48口径125mm滑腔砲に換装し、攻撃力を大幅に高めている。
これは赤獅子号に装備されている96式51口径125mm滑腔砲を元に設計されたもので、
野獣号に装備できるよう、主砲長を短縮したものとなっている。
96式と同じ弾薬を使用することができる他、砲発射式のATMも発射可能である。

FCSの改良も行われており、滑腔砲の上部にレーザー測遠機を追加したり、
赤獅子号と同じ環境センサーを付け足す改修が行われている。
もちろん砲発射式ATMの運用を行うため、必要最低限の機能の付与も行われている。
だが、FCSの根本は野獣号本来のものであり、
命中精度は第3世代主力戦車である赤獅子号に大きく劣る。それでも改良前の野獣号よりも命中精度を高めることに成功した。

野獣号 砲塔
環境センサーやレーザー測遠機が追加された砲塔
増加装甲が装備されたことで形状がかなり変化している。


防御力の面でも改良が行われており、車体側面前半部や砲塔前半部、
砲塔後方などに増加装甲が追加されている。これによりシルエットが変化している。
砲塔前半部の装甲は赤獅子号の複合装甲技術を用いて作られた簡易複合装甲であり、鋼板と発泡ウレタンを幾層かに重ねたものとなっている。もちろん純粋な複合装甲に比べると防御力は落ちるが、均質圧延鋼装甲よりも高い防御力を持つという。その他の部分の増加装甲は中空式の構造となっており、運動エネルギー弾よりも科学エネルギー弾への防御を意識したものとなっている。

野獣号 増加装甲
砲塔後部と側面を撮影した写真
追加された増加装甲の形状がよくわかる。


一方、機動力の面ではエンジンを国産のパワーパックに換装したものの、
主砲の換装や装甲を追加したことによって重量が増加した為、機動性は本家と大差ない。

外装品として軟弱地脱出用の丸太や外付けの燃料タンクを装備しているのは本家T-65と同じであり、
これらの優秀な外装品は近代化改修後も変わらずに装備されている。
この外装品群は赤獅子号にも引き継がれているという。


特徴


性能を安価に第3世代主力戦車に近づけるべく開発された近代化改修プランということもあり、
本家T-65同様にコストパフォーマンスの高さが特徴である。
また、後継車両である赤獅子号と一部の部品を共通化させているため整備性も高いという。
だがその性能は他国のT-65の近代化改修型よりも劣るという。


配備状況


人民軍陸軍の主力戦車として自動車化狙撃旅団や戦車旅団に配備されている。
後継である赤獅子号の配備ペースが割とゆっくりであるため、まだまだ現役に留まると思われる。
将兵たちからは通常の野獣号と比較して「すっげえごつくなってる。はっきりわかんだね」とか、
その強化具合に驚き、「この性能で第2世代主力戦車なのか……これもうわかんねぇな」などと称賛されている。


歩兵を跨乗させる野獣号
歩兵を跨乗させる野獣号 実際は戦車に歩兵が跨乗するという運用は想定されておらず、
この写真はプロパガンダ用だと思われる。


兵員輸送車と共に進む野獣号
鉄牛号と共に進撃する野獣号
自動車化狙撃兵と戦車の連携は現代戦では当たり前である。




あとがき
れどふぉ同志のT-65をライセンス生産してみましたー
T-55AM2Bやエニグマを元に増加装甲をたくさんつけて防御力を向上させています。
各国の近代化改修型T-65より戦闘力は劣ると思われますがかなり気に入ってますw
ライセンス許可をくださりありがとうございました!

HQ-125 高空四天王

概要
HQ-125はしずな火器が開発した高・中高度防衛用高射ロケット(他国で言うSAMのこと)である。
愛称は4連装発射機に由来して高空四天王と名付けられている。

HQ-125.jpg

性能
エンジン: 固形燃料ロケットブースター
発射重量: 950kg
弾頭重量: 60kg
飛行速度: マッハ3.5
射程:   最大22km 最少2.5㎞ 
射高:   最大18㎞ 最少0.05㎞
誘導方式: 指令誘導+アクティブレーダー誘導


開発経緯


HQ-75の配備によって効果的な防空が可能となった人民軍空軍であったが、
空の脅威に怯え続ける通尊人民軍がこれで安心したわけではなかった。
HQ-75は高高度を飛行する戦略爆撃機や偵察機といった機動性の低い目標の迎撃に特化した高射ロケットであり、より低い高度を飛行する機動性の高い目標に対しては有効な攻撃を行うことが困難だと考えられた。
そこで人民軍はHQ-75が苦手としていた、中高度を飛行する機動性の高い目標に対しても
有効な攻撃を行うことができる高射ロケットの開発をしずな火器に依頼した。
こうして完成したのがこのHQ-125である。


仕様


HQ-125はHQ-75の技術を元に開発されたため、その設計はHQ-75に酷似している。
HQ-125もHQ-75と同じく二段式の高射ロケットで、下段の固形液体ロケットブースターにより発射、
ブースターは燃焼後に切り離され、固形燃料サステーナモーター推進に切り替わる。

HQ-75とHQ-125の比較
HQ-75とHQ-125の比較
基本設計は酷似しているがHQ-125はHQ-75の3分の2ほどのサイズだということがわかる

この高射ロケットシステムは2種のレーダーを使用して戦闘を行う。
1つは超平(ちょうへい)と呼ばれる敵機探索用のレーダーで、
もう1つは超拳(ちょうけん)と呼ばれる戦闘用のレーダーである。

基本的には、超平の捕らえた敵機に対してロケットを発射する。
多くの場合、命中率を高めるためにロケットを2発同時発射され、
その後は、超拳から連続的に発される指令信号を受け取りながら、
目標に接近し、終端誘導はアクティブレーダーによって目標に命中するよう誘導する。
なお、迎撃に失敗した場合は自動的に爆発する。

もちろん航空機だけでなく巡航ロケットや弾道ロケットを迎撃することもできる。
ロケットに対しての迎撃性能はHQ-75よりも精度が向上しているが、
対弾道ロケット用に開発された高射ロケットに比べるとその性能はかなり低く、
やはり無いよりはマシ程度の機能でしかない。


警戒用レーダー 超平


警戒用レーダーである超平は、探知距離150㎞程のレーダーで、
HQ-75用の警戒レーダーである超匙に比べると低高度探知性能が大幅に向上していることが特徴である。
たいていは必勝-100型トラックに後部に搭載されて運用され、
前線戦闘機の地上管制用としても使用されることがある。
後述の戦闘用レーダーの超拳の操作もここで行う。
超平 警戒レーダー
超平レーダーは指揮所も兼ねており、ここでレーダを操作する。


戦闘用レーダー 超拳


戦闘用レーダーの超拳はロケット誘導用のレーダーである。
6目標の同時追尾が可能で、そのうち1個の目標に対し攻撃が可能であり、
ロケットは最大で同時に2発まで誘導することができる。
また、超拳にはテレビカメラが装備されており、激しいジャミングが行われていても
テレビカメラを用いた目視誘導を行うことで、戦闘行動を可能としている。
超拳 戦闘用レーダー
超拳もHQ-75用の戦闘用レーダー超歌同様にECCMが施されている。
だが、超拳に施されたECCMのほうが超歌のものよりも強力となっている。


特徴


HQ-75に比べ、中・低高度を飛行する機動性の高い目標に対しての迎撃性能が向上していることが特徴である。
とは言っても、惨撃-21のような小型機に対しては有効な攻撃をかけることができず、
超低高度で激しい機動を行う目標への攻撃は苦手である。
しかし、多くの場合はAA-37-2やAA-100などの対空砲と一緒に配備することで弱点を補っている。


また、システム自体が固定式であるため、
戦況に合わせて柔軟に陣地転換を行うといった運用を行うこともできない。
これは設計の元となったHQ-75と同じ弱点であるが、
高射ロケットの穴は航空機で補えばいいと人民軍は考えているため
特に問題視されていない。


配備状況


HQ-125もHQ-75同様に通尊全土に大量配備され、
大都市近郊や人民軍の基地の周辺に配備されているという。
本システムの実戦配備に伴い、通尊の空を守る高射ロケットの傘は完成したといえる。
だが、病的なまでに空の脅威に怯える通尊人民軍がこれで満足するはずもなく、
HQ-9331HQ-966といった新しい防空システムを開発、配備していくこととなる。

防空陣地を形成するHQ-125(1)
HQ-75と共に防空陣地を形成するHQ-125
長射程SAMの最少射程を補うために配置されるのはよくあることである。


防空陣地を形成するHQ-125(2)
空軍基地の駐機場付近に展開するHQ-125
射程が短いため、拠点防空に用いられることが多い。




あとがき
今年1月に設計した高射ロケットシステムで、
モデルはソ連製SAMのS-125です
絶対に被らないようなダサい愛称をつけるのって割と大変ですね…
でもずっと作りたかったものが作れて満足です!

FF-19 探鼠号

概要
FF-19 探鼠(たんそ)号は掛波モータースが開発した装甲偵察警戒車である。

FF-19 探鼠号

性能
武装:RWS(14.5mm機関砲+車砕矢ATM)
最高速度:80㎞
重量:5.6t
乗員:3名
行動距離:500km
装甲:最大で12mm


開発経緯


従来、通尊人民軍陸軍は偵察任務にサイドカーや必勝-66型を使用していた。
しかし、サイドカーなどの非装甲戦力では偵察任務中に有力な敵部隊に遭遇した際に生還することは難しいだけでなく、榴弾の破片や銃弾によって兵士が死傷してしまう恐れがあった。
偵察任務にFF-15 黒馬号を用いるという意見もあったが、拡張性に富んだ大型の車体を、わざわざ偵察専用に使用するのはもったいないと上層部は判断したため、新型の装甲偵察警戒車を設計することとなった。
こうして、完成したのがFF-19 探鼠号である。


仕様


探鼠号は4輪の装輪式装甲車で、その設計は黒馬号や烈巣号などの
ライセンス生産で取得した技術を元にしているという。
特に足回りは黒馬号と酷似しており、一部の部品を共通化することでコスト削減と整備性の向上に貢献している。
大型のタイヤを装備してため、装輪式の車両としては高い不整地突破能力を有しているほか、
ウォータージェット推進装置を装備しているため、水上を9㎞で浮行することが可能である。

一方で車内のレイアウトは黒馬号とかなり異なっており、
エンジンルームは前方に移され、戦闘室もかなり小型化している。
戦闘室には後方のハッチか、上部ハッチから車内に入ることができ、密閉性を高めた作りとなっている。

探鼠号と黒馬号
黒馬号との比較写真
上部構造は似ていないが足回りはそっくりであることがわかる


探鼠号 エンジン
前面のハッチを開放した様子がこちら
よくみるとエンジンが装備されてのがわかる

武装は龍家号に搭載されていたRWSとほぼ同じものが搭載されている。
相違点は発煙弾射出器がオミットされたことぐらいで、
武装も14.5mm機関砲および車砕矢ATMという強力なラインナップをそのまま引き継いでいる。
このRWSはSTUD SYSTEMS社製のRWSのデッドコピー品などと他国では言われているが、もちろん通尊はその事実を認めていない。

探鼠号 RWS
これが探鼠号のRWSである
通尊の独自設計品と言い張っているがそれにしてはSS社のRWSに似すぎである

装甲は最大で12mmと薄いが、被弾軽視を考慮したデザインとなっている。
この程度の装甲厚でも目的であった銃弾と榴弾の破片から乗員を保護するのには十分であり、
強力な攻撃は双葉魂で避ければいいとされ、問題視されていない。


特徴


本車は、ボートのような形状の車体から生み出される浮行性の高さと、
高い不整地突破能力の合わさった高機動性が特徴となっている。
また、武装も前任のサイドカーなどの偵察用車両とは比べ物にならないぐらい強力になっており、
実戦では敵の攻撃を鼠のようなすばしっこい動きでかわしつつ、情報を持ち帰ってくることが期待されている。


配備状況


主に人民軍陸軍の戦車旅団・自動車化狙撃旅団・砲兵旅団傘下の偵察部隊に配備されているという。
特に戦車旅団や自動車化狙撃旅団傘下の偵察部隊に優先的に配備されており、本車を装備する部隊は、
兵士たちに「鼠一味」と呼ばれ親しまれているという。
戦車や砲兵などと違い戦場の主役というわけではないが、偵察という重要な役割を担う本車は人民軍と黒香山革命強兵たちの至宝とも言えるだろう。

探鼠号 偵察中
演習中に撮影された写真
偵察から帰還し、友軍に敵情を話している最中に撮影されたものだろう

烈巣号を防護する探鼠号
こちらも演習中に撮影されたもの
写真のように装甲兵員輸送車を防護することも想定されている



あとがき
BRDM-1をモデルにした装甲偵察警戒車です!
ライセンス生産で培った装輪装甲車設計技術を生かして制作したので、
そこそこの完成度になったはず…
今回もポポさんからもらったRWSを使わせてもらってます

HQ-966 脅籠

概要
HQ-966 脅籠(きょうろう)はグーロキア社会主義共和国連邦製の「近距離対空砲塔」を
しずな火器がライセンス生産した自走式高射ロケット砲複合防空システムである。
脅籠とは「空の脅威に対抗するための地上部隊が籠る傘」のことで、
大量の防空兵器を用いて地上部隊を空の脅威から守ろうとする
通尊人民軍の戦術が色濃く現れているのがわかる。
兵士たちからは杏子や響子(両方とも"きょうこ"と読む)と呼ばれるほか、
その強力な対空防御能力で敵機に絶望を振りまくことが期待され、魔女と呼ばれてもいる。
※魔女は通尊語で絶望を振りまく者の意


性能
HQ-966 脅籠
HQ-966 強籠
武装:HM-576高射ロケット×4 30mm複砲身機関砲×2
速度:70km/h(整地)
乗員:4名
レーダー:索敵用レーダー×1
      :追跡用レーダー×1

HM-576ロケット性能緒元
エンジン: 固形燃料ロケット
発射重量: 57kg
弾頭重量: 9kg
飛行速度: 1,100m/s
射程:   最大10km 最少1㎞ 
射高:   最大6㎞ 最少0.01㎞
誘導方式: 無線SACLOS

※あくまでも通尊版の性能です 本家とは性能が異なるケースがあります※

開発経緯


通尊人民軍は中・低高度用防空システムとしてHQ-9331HQ-931(防空型黒馬号)を装備していた。
HQ-9331は性能では文句なしの代物であったが、通尊製兵器にしては珍しく高価で配備が進んでおらず、
HQ-931は安価だが、性能が低いため置き換えが予定されていた。
そこで、性能の低いHQ-931を置き換え、配備の進まないHQ-9331の穴を
埋めるべく生産されたのが、このHQ-966 強籠である。

ちなみにHQ-966「強籠」は防空システムとしての名称で、
高射ロケット本体の名称はHM-576となっている。

仕様


HQ-966は6輪の必勝-100型トラックにグ連製の近距離対空砲塔を搭載したもので、
対空砲塔には機関砲・高射ロケットの他、索敵用レーダーと追跡用レーダーなどが装備されており、
単体で完結する自走式高射ロケット砲複合防空システムとして開発された。

武装はHM-576高射ロケット4基と30mm複砲身機関砲2門である。
HM-576は近距離防空砲塔に装備されていた
グ連製高射ロケットを元にしずな火器で開発された高射ロケットである。
このロケットはコールドローンチ方式により発射され、
発射後は数秒で1,100m/sまで加速されて目標と交戦に入る。
誘導は光学追跡システムによる赤外線レーザー信号と追跡用レーダーを用いた無線SACLOSによって行われ、
同時に2発のロケットの誘導が可能である。

30mm複砲身機関砲はガスト式の機関砲で、毎分2,500発もの砲弾を発射することができる。
射程は0.2㎞から4㎞となっており、地上目標に対しても攻撃することが可能で、
基本的にはHM-576で撃ちもらした敵機を攻撃する目的で使われる。

ロケット・機関砲の発射は移動中でも行うことができるが、
車両を固定していない場合は命中率が低下するため、
多くの場合はジャッキを用いて車両を固定して射撃を行う。

照準、索敵用装備として砲塔後部に最大探知距離32㎞の索敵用レーダーを、
砲塔前方に最大探知距離24㎞の追跡用レーダーを搭載している。
追跡用レーダーは同時に20目標を同時捕捉し、2目標に対して同時交戦を行うことができるもので、
航空機だけでなく、ヘリコプターやロケットに対しても攻撃をかけることが可能である。
もちろん、ロケット迎撃時の有効射程は航空機やヘリコプターに比べ有効射程が短くなる。
この他、光学追跡システムを搭載しており、TVカメラや赤外線探索装置を用いて敵機の探索と攻撃を行うことが可能である。これにより、ECM下でも効果的な戦闘行動を行うことができる。

HQ-966 対空砲塔
対空砲塔を撮影した写真
赤丸:索敵用レーダー
オレンジ丸:追跡用レーダー
濃赤丸:光学追跡システム


特徴


本システムはコスト面ではHQ-931(防空型黒馬号)とほぼ同じでありながら、
スペック的にはHQ-9331に近いという脅威的なコストパフォーマンスの高さを持つ。

また、機関砲と高射ロケットを一つのシステムにまとめたことによって
双方の弱点を補い、より効果的な近距離防空が可能になったという。
一方で、機関砲と高射ロケットを一つのシステムに詰め込んだことにより
構造の複雑化や整備性が低さが問題となっているが、
上層部曰く「双葉魂を持つ兵士なら整備は容易」らしくこれらの弱点は半ば強引に無視されている。


配備状況


スペックも高く、それなりに安価なためHQ-966の配備数は急速に増加している。
配備先は人民軍陸軍と人民軍空軍で、戦時の際はHQ-75やHQ-9331、AA-100AA-37-2などと連携して
地上部隊を防護するための対空兵器の傘を形成するものと思われる。
なお、人民軍には機動力に優れる防空兵器が少なかったため、
機甲部隊に追従できる防空戦力として登場した本システムは前線から歓迎されたという。

HQ-966 発射試験
発射試験を行うHQ-966 付近に空軍の高官らが乗車する必勝-66型がみえる

HQ-966とHQ-75
HQ-75の発射機を防護するように展開する HQ-966
長射程高射ロケットと短射程の対空兵器の組み合わせは通尊ではありふれた光景である。

AA-37-2を牽引するHQ-966
AA-37-2を牽引するHQ-966
トラックの車体を流用しているため、対空砲も牽引可能だ




あとがき
ゲン同志から頂いた近距離防空砲塔を作ってみました!
本家とは異なり、トラックに砲塔を載せて装輪式のパーンツィリ-S1ぽくしてます。
本システムの配備により人民軍の防空能力はさらに向上したはずです!
プロフィール

つまようじ

Author:つまようじ
長距離弾道ミサイルの発射実験を繰り返す某国に興味をもってしまったことから東側の沼に落ちてしまった人

なお、共産趣味者なのにニートアイドルや遊び人アイドルが大好きなことには突っ込んではいけない

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